2011年11月19日土曜日

ハリウッド映画の完全コピー

担当の伊藤です。しばらく更新が滞ってしまって申し訳ないです。アクターズラボ+烏丸ストロークロック、通称柳沼ラボは順調です。
今回は、ハリウッド映画の完全コピーを参加者が二チームに別れて作ってもらいました。Aチームは「ダイハード」、Bチームは「スパイダーマン」。最初にAチームが発表してくれました。そして、作品の出来に、少し驚きました。なかなか面白かったのです。2時間の映画を10分程に縮めているのですが、上手くシーンを抜粋して、ダイハードの物語がちゃんとお客さんに伝わるようになっていました。演技のクオリティに関してはもちろん色々とあるのですが、しかしダイハードを体一つで表現しよう、という気合いが随所に感じられました。Bチームの作品は、全体的な印象は弱かったように思います。勧善懲悪の作品を体現してみる、といったタスクがあったのですが、スパイダーマンは心理描写が多いのか、物語の軸が見えにくかったように思います。やはり、軸が通っているのといないのでは、俳優の表現が変わってくるように思いました。軸に沿ったときの方が、俳優がノっているように見えるのです。軸が無い場合、俳優も千鳥足で舞台上に存在しているような印象がありました。
次回からは、柳沼さんの代わりに阪本さんが講師になって、「山下君が死んだ後のこと」という作品を仕上げて行きます。「山下君が死んだ後のこと」は柳沼さんが大学四年生に向けて書いた短編作品です。3回程回し読みしたのですが、参加者それぞれ楽しみながら読んでいたようです。人の死を扱った作品ですが、この短編がどのように仕上がるのか、本当に楽しみです。

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