2013年4月27日土曜日

公演タイトル決定!

メンバー全員で、資料を探したり、実際に当時を知る人にインタビューしたりしながら、それらをメンバーで共有する作業が続いています。稽古場で交わされる会話の中にも、1969年頃の時代のにおいが漂ってきます。メンバーの勉強の成果が出ているように感じます。左の写真は講座前に勉強の成果を共有するために行った板書です。ちなみにこれは学園紛争の背景にある、左翼思想とその団体について図解しているところです。

 さて、今日はいよいよ作品の具体的な枠組みが演出より示されました。今回の作品では「京都という街(場所)」、「人はどう生きるか(生き方)」という普遍的なテーマ、そして、それらが『二十歳の原点』という題材の上で、有機的に結ばれるような作品になりそうです。
続いて、メンバーの合議で作品タイトルが決定しました。
タイトルは『あかるい場所まで』
いいじゃないですか。

意味に関しては、メンバーが更新しているブログなどをぜひご覧下さい。
写真はタイトル決めの風景です。

いよいよ作品がぐぐっと立ち上がってきそうです。





2013年4月24日水曜日

過去を学ぶ。

4/24のラボ。今回は勉強会を実施。
学生運動の派閥、関係性、活動等を報告し合いました。どれも詳細な資料を集め、また、実際にインタビューを重ねたりして、メンバーの実感とともに、生きた知識が蓄積していっているように見受けられます。


さて、柳沼さんからの言葉で印象的だったものが、「現代、『大きなもの(ex.政府)』に”闘えない”という感覚がある。しかし学生運動の時代は、おかしいんじゃないかというものに、連帯して立ち向かえた。」ということがありました。
立ち向かうことが現実的な行為であり、変化をもたらす可能性があったということ。今は僕たちは断絶されているということ。


過去の熱に想いを馳せながら、今の時代に向けて演劇作品で何が生み出せるか。真摯に考えていっていることと思います。 



2013年4月14日日曜日

当時を知る方にインタビュー実施。

劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロック
 
 
昨日は、今回のテーマとなる「二十歳の原点」の著者、高野悦子さんと同世代、同じ大学に通われていたという方に直接お越しいただき、当時の様子を伺うことができました。
創作過程で段々と演技に移る中、当時の感触をしっかりと手に入れたいということから、今回のインタビューとなりました。
 
全員で円になってその方の話を伺いました。
ラボメンバーの方で時代背景を調べ、質問も用意していたのですが、その方が快く話して下さり、当時の学生の様子、京都の様子を深く知ることができました。
特に学生運動のこと、男女関係のことはより深く話を聞いていました。
 
生の感覚、匂いを大事にするハナレズ、そして烏丸ストロークロックだからこそ今回の取り組みが実現しました。いい機会を得、残り3か月ほどの創作に弾みがつくのではないかと思います。
 
 

2013年4月6日土曜日

「語り」発表会

本日は烏丸ストロークロックのラボ。
ラボ生創作の「語り」パートの発表会でした。

前回の指導を受け、自主練も重ねた後が見え、グンと良くなっていました。何より話が入ってくるようになったこと。
ですが作品として見るとまだまだ改善点多く。
柳沼さんは 、前回の烏丸ストロークロックで一番大事にしていたこと、『いかにお客さんに想像させるか』ということを強く伝えていて、それにはまず、演者がイメージしていること。そして、お客さんの『想像』のトリガーを引くきっかけづくり。が大事なんだと。


これから先、柳沼さんもラボ生の創作に少しずつ混じっていくようです。


講座後、作品について、スタッフ、スケジュール面についての話し合い。
着々と本番に向けて準備を重ねます。