2013年1月17日木曜日

それぞれの視点を

劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロック



今回は「タカノエツコ」さんの手記を再構築する最後の日。
アップ後、3チームの創作上演へ。

それぞれがやはり上達しています。題材の選び方、セリフの選び方、対話の仕方、演じ方。
そんななか、あるグループへの指摘の時、柳沼さんがおっしゃっていた「毒にも薬にもならない表現では済まされないぞ」というもの。これが強く印象に残りました。
タカノエツコさんの視点に縛られることなく、それぞれの視点が必要なんではないかということ。それが個性を生み出し、説得力のある力強い表現になっていくのではないかということ。


今回で一段落です。来週から、これまでのみんなの努力が、ひとつの作品として結ばれていくと思います。とても楽しみにしています。




2013年1月10日木曜日

人物の背景

初めて「ハナレズ」の担当につかせていただきました、浅田です。

まず驚いたのは、アップから、非常に緊張感を持って皆さんがやっておられること。まずはお手玉、そして次は棒を使っての「波」を表現するワークへと。

新年初のラボということもあってか、「波」のワークのほうを今日は重点的にやっておりました。

まずは、3名から、そして次は6名へ。




息を合わせる、ということはまず大前提ですが、両脇の棒に意識を向けるのと同時に、「誰が」メインとなって仕掛けているのか、そして自分の身体の稼働域をもっと超える動作ができるかどうか。

作品作りにあたっての、それぞれが持つ空気感の統一にもつながることでもあり、
柳沼さんの指示のもと、45分ほどこのワークを。



そして、その後それぞれのチームの発表にうつりました。
ひとがそこに生きており、そしてその背景はなんなのか、どういう思いをもってその場に立っているのか。「演劇的」に描くのではなく、そこにひとが生きているということをいかに表現するか、ということに対し柳沼さんから厳しくアドバイスが飛びました。


今後も創作が続きます。非常に面白い作品が生まれそうです。