2013年3月28日木曜日

独り語りを繋げる。

伊丹での烏丸ストロークロック本公演が終了し、次の広島を控えての講座です。
今回はあまり講座につくことができなかったのですが、それぞれに烏丸ストロークロックの本番を観たこともあってか、イメージが膨らんでいるのは感じました。私も作品を拝見させていただきましたが、ラボで行っていることとリンクする点が多くありました。それぞれに目標とする俳優、演技、作品のビジョンがみえてきたのではないかと思われます。



さて今回は、それぞれに作っている独り語りのシーンをいかに全員で繋げていくかということをやりました。
被っている内容はないか、説明している場所のイメージは共有できているか、動きをどう入れていけば上手く繋がるのか等々。
本日は柳沼さん不在で、演出補佐の阪本さんが指導役に。いつもより自由度が高い稽古場で、それぞれに意見を出し合いチャレンジを重ねていました。



次回は4月。
考えてみれば本番まであと4ヶ月をきっています。
ラボ生主体の創作劇。どのような作品になるのか。いづれにしても劇研アクターズラボの新たな指針となることと思います。




2013年3月22日金曜日

久々のハナレズ。

久々のハナレズ。
作品の骨子も決まり、本格的に作品が動き出しそうな雰囲気。

現在烏丸ストロークロックの大事な公演が開催中のため、講座が飛び飛びになっています。そんな中でもラボメンバーはずっと自主練を続けている様子。ハナレズも3年目を迎え、与えられるチームから、自ら生み出すチームへと変貌を遂げてきました。



今回は語りの部分。劇中の状況を「語り」で伝える場面。
まず一回目。当時の状況を説明するため、専門的な用語や地名が飛び交いなかなか伝わってきません。そこから、それぞれのイメージをいかに伝えられるか。というところで稽古が進んでいきました。
後半、良くはなってきましたが、「情報」が足りないのではないかという柳沼さんからの指摘。当時を体験している人に直接インタビューをしていこうという話に辿り着きました。次回以降、生の証言を集めるため外との接触が増えていくことと思います。もし当時を知っている方おられればご連絡いただければ幸いです。


本日より!!!

烏丸ストロークロック 新作三都市ツアー公演(伊丹公演)

国道、業火、背高泡立草




3月22日(金)19:30
3月23日(土)14:00/19:00
3月24日(日)14:00

会場:AI・HALL

2013年3月4日月曜日

語り+芝居

三重での公演を終えた演出の柳沼さんが、久々に稽古場に復帰し、いい緊張感が漂います。今日の課題は受講生が自ら作って来た「語り」のシーンの完成度を高めることです。これは7月の公演に向けたシーン作りの一環です。人から聞いたおよそ50年前の人物にまつわるお話を今の若者達が語ることで、当時の人物像を回想の形で浮かび上がらせる仕掛けです。今日の練習では、受講生が自主練習で作って来たシーンを発表し、演出家からのダメだしを経て、繰り返しながら完成度を高めます。指摘を受けるとパフォーマンスがどんどん良くなるのがわかります。
さて、次回作は「語り」と語られた場面が演じられる「芝居」の部分で構成されることが演出家から説明されました。これまでの練習で繰り返して来た、「語り」の部分に加えて、これからは「語りの内容」の部分(回想そのもの)のシーンが演じられる「芝居」が加わってゆくことになりそうです。そして、まずは12〜13あるシーンの「語り」を作るところから、本格的な創作がスタートします。先はまだ長そうですが、いままでやってきたワークが全て下敷きになっていますから、それらの蓄積はきっとこれから活かされてゆくことでしょう。