2012年3月20日火曜日

地図のディテールから全体図

遅くなってしまってすみません。3月3日のワークの報告です。

最近のワークは、地図の説明です。各自が選んだ地図のどこか、の説明を行なうものです。全体の話を曖昧にするのではなく、ある一定の箇所のディティールを詰めることで、リアリティを醸し出していく、ということが意図されています。

3月は少しお休みが出てくるので、そのために宿題も出ました。各自が発表した話の交換を行なって、場所の説明を、自分の彼女や彼氏に話すように、つまりカップルのていで話す、という宿題です。地図、そしてカップル。この二つから、本公演がどういったものになっていくのか、是非想像して欲しいと思います。

この日のワークでの話ではないですが、柳沼さんのお話の中で、震災以後にお芝居のリアリティをどう担保できるのか、といった問題提起がありました。そのように感じた芸術家は、3.11以後多くいたと思いますし、その解決策としてどういった表現を選ぶのかは、それぞれの判断にゆだねられています。2年目を迎える柳沼ラボですが、どのような現実味を芝居を通じて魅せてくれるのでしょうか。次週は、3月24日。2週間空いてのワークとなります。参加者の能動的参与が、ワークの質を高めています。