2012年11月2日金曜日

集団ワーク、そして記憶をたどる。

10/24のラボ講座に関して。
投稿遅くなってしまいましたが、前回の様子をお伝えします。

一人一人の創作劇が終了し、集団のワークへ。
まずは、お手玉をみっちりやっていきます。いつもよりハードルをあげていきました。
そして二人一組、中指で棒を持ち、呼吸に合わせて波のイメージで身体と棒を動かしていきます。この間、私は外に出ていたのですが、終わって入った後の熱気がすごく、それぞれの表情が研ぎすまされているように感じました。三人以上でのワークもやっていた模様です。



その後、話合いへ。
今回は、公演の題材に決定した喫茶店についてです。元々一人創作劇で調べあげていたモノ以外をあげていきます。
ネットで調べたもの、現地に行き、近くの店をまわって聞いたもの。そして京都に古くからある喫茶店巡りをしたもの等々。
その中で、昔その喫茶店で働いていた方のインタビューをされた方がいました。その中には、喫茶店の店長ママの話も登場し、状況だけでなく、当時の感情まで思い起こされるような内容で、イメージが一気に膨らんだのではないかと思います。

思い出を聞き、共有する事はとても素敵なことですね。
生き生きと情景がよみがえります。


2012年10月18日木曜日

人と人

ハナレズ、創作一人芝居が終わって一段落。
ですがすぐに次のステップへ進みます。今日のメインは本番の題材選び。そう、前回の発表作品から一つ、題材を選ぶんです。



さてまずは、メイン以外の部分から。
いつも通りお手玉からスタート。そしてその次に新しいことをやりました。
それは、1本の棒を落とさないように、2人ペアになって中指で挟みます。



まずは、サポートの坂本さんと柳沼さんでお手本を見せます。その後、坂本さんも混ざりラボメンバーで実践。
一方が息を吐き棒を押し出す。もう一方は息を吸い、受けとめる。交互に呼吸し、棒と人が、押して引いての「波」のように動いていきます。

柳沼さんがおっしゃっていたことで印象的だったのは、一人じゃ何もできないということ。押して。受ける。その2人がいるから、客を引きつける引力が発生する。という言葉です。


そしてラスト、題材選びへ。
「京都から失われてしまったもの」をそれぞれが探してきました。その中からひとつ、選びます。それぞれ、第一希望から第三希望まで発表し、また、理由を添えていきました。
選ばれたのは、学生運動時代のある喫茶店。詳細はおいおいお伝えするとして、この題材が、ダントツで一番人気でした。
意見として多かったのは、現代は失われてしまっていると感じる、学生運動時代の熱。
そしてもう一つは、その時代ならではの人の繋がり。柳沼さんは、特に後者の意見に対し、大いに納得されていました。上に書いたことにも当てはまります。

「人と人」、これから多くのリサーチをメンバーが敢行し、作品を集団で築きあげていきます。







2012年10月11日木曜日

一人の表現者として

今年三年目となるハナレズ。今回は、一人芝居の発表会です。
京都で失われたものを各自リサーチ。直接インタビューし、時にはネットで、時には本を読んで。調べあげたものを演劇の小作品に仕上げてきました。

まずは前回来れなかったメンバーがメンバー同士でお披露目していきます。
私が今まで創作過程を観ていない方が殆どだったのですが、それぞれ良く完成されていて持ち味が出ていました。柳沼さんからの指導を受ける時間があまりなかったにも関わらず、よくしっかり舞台に立てていたと感じました。


そして、19時45分よりお客さんを呼んでの本番スタート。本番と同様の緊張感が走る中の一人芝居でした。
計4回程度しかなかった稽古。そして集団ではなく、一人芝居という個人での孤独な闘い。意を決して、臨みました。


結果はどうだったでしょうか。それぞれ何を感じ、何を得たかが重要なように感じます。7月の本番まであと10ヶ月。そんな状況の中で、こんなギリギリの状況に立ち会えたことは、とてもとても幸せなことだと思います。
三年目、一人の表現者として、それぞれが立ち上がっていくことを楽しみにしています。

沢大洋

2012年10月6日土曜日

孤独な闘い。

ハナレズの講座ありました。
引き続き、京都で失われたものを一人ずつ発表していきます。既に演劇の小作品になっています。

第三期ラボが始まって2ヶ月ちょっと。たった一人で10分間の自分の作品上演。柳沼さんは現状に留まらず、高いハードルを用意し続けていきます。
第二期までは集団の力が良い作品作りに繋がっているように見受けられました。しかし今回はダイレクトに個人の力を要求していくようです。確かに役者は、とても孤独な存在のように感じることがあります。自分の力で活路を見出して行かなければならない場面が山ほどあると思います。

次回、発表です。
このワークで、それぞれの役者としての核に出会い、苦手なことも知り、大きく一歩目を踏み出せることを期待しています。
そして、それぞれがそれぞれの孤独な闘いを見、影響しあっていければ素敵なことだなあと思います。

2012年9月26日水曜日

何もない空間で、一人で演じる。


今日はハナレズの稽古です。
みなさんが宿題として創作してきた、失われた景色の作品発表です。
予備知識なく発表を見せていただきました。
演技の技術的なことはさておいて、参加者のみなさんが真剣に作品に向き合い
事前に何度も稽古をおこなっていることのわかる、質の高い発表でした。
何よりも一人で舞台に立つことの勇気に感じ入りました。
相手役とやり取りをしたり、お客様に話しかけたりというのは
外に発していく度合いが強く、その対象に寄りながら相乗で作っていけます。
しかし一人で舞台に立つときは、相手役も自分の中で想像し創造しなければなりません。
今回はそれに加えてその場の景色も表現しなければなりません。
なんと難度の高いことをと驚かされます。
一人よがりの演技というものがあります。
目の前の相手やシーンの状況や脚本の意図を無視して自分の中の思い込みで演じることだとします。
それではその一人よがりの演技は、周りに何もなければ成立するのでしょうか。
おそらく成立しません。
みなさんの発表を見て、そうなのかと気づかされました。
どちらも一人で演じていることは同じです。
しかし片や自分の中だけで完結し、発することにこだわるのに対し、
みなさんは周りの景色ややり取りをしている対象をいかに明確にし受け止めるかということに苦心するのです。
自分の外にあるものをできるだけ自分から切り離して強く想像し、
それを観ている人に明確に伝えるために感覚を開いて受け止めていく。


発表後に柳沼さんからそれぞれの作品により質を高めるための指針が告げられます。
場所に入ったときを丁寧に表現すること。
思い切って演技をすること。
つまりはその場にいる感覚を大きくすること。
周りへのイメージを細かいところまでつめていけば、単純に動きや所作が変わってくるでしょう。
またイメージから受ける度合いを強くすれば、対象をもっと明確に表現できます。
そしてそのイメージと出会う瞬間が一番の勝負なのでしょう。
次回の稽古で指針をふまえて創作したものを発表し、
その次の稽古ではみなさんのお友達を稽古場に招き10分の作品を観てもらうそうです。
初めて観る方にどんなイメージが見えてどんな反応が起こるのか楽しみでなりません。

2012年9月22日土曜日

お芝居をつくる

稽古日 2012.9.19

今回も引き続き、京都でなくなってしまったもの、こと、についての発表でした。

既になくなってしまっているものを、資料やインタビュー等から自分の中で想像し、人に伝わるよう組み立てる。

もう既になくなっているということが条件ですから、自分自身で見て確かめる事は出来ませんし、とても難しいと思います。

メンバーそれぞれが選んでくる題材が、とても多岐にわたり興味深く、みなさん個性あふれる発表でした。注目するポイントがみなさん違っていて、とても面白いなぁと感じました。発表を聞いていて、匂いを感じたり、人の思いを感じたり、音を感じたり。

今回すでに芝居の形で発表された方がいましたが、来週は全員、芝居の形で発表されるようです。ハナレズは今回、台本もメンバーで作るということで、その予行演習も兼ねているようです。始まったばかりですが、今年も進化するハナレズ、注目です。

2012年9月17日月曜日

なつかしい。イメージが湧いてくる。

前回に引き続き、京都で失われてしまったものの発表をしました。それぞれ、前回より深く調べてきており、フッと情景が湧いてくるもの、そして演劇作品になりそうなところまで進んでいるものもありました。
そして初めての発表の方もいて、非常に興味深く拝見させていただきました。

次回以降、それぞれの進度に合わせて調査、そして作品へとしていく模様です。

私は、新クラスになってからはじめての担当だったのですが、新加入メンバーの緊張もかなり解け、そして前回メンバーが引っ張っていく形でラボが進行しています。
毎回担当につけるわけではないのですが、このクラスの行く末をしっかりと見守っていきたいと思います。