2012年4月16日月曜日

カイダンを上る

アクターズラボ+烏丸ストロークロック

今回の稽古。
階段を上るマイムをひたすら繰り返しました。

練習場にある階段を何度も行き来し、感覚を掴もうと悪戦苦闘。
リアリティを追求しても「そう見える」ようにはなりませんし、メンバーでマイムを見せ合いながら良い所、悪い所を盗み合います。
結局「音」が大きなポイントとなりました。目では見えない所の感覚はすごく重要であるようです。


実は、公演まであと3ヶ月。
メンバーの覚悟も段々と高まってきているように見受けられます。

沢大洋

2012年4月9日月曜日

久しぶりの烏丸ストロークロック。

2012.04.07
劇研アクターズラボ+烏丸ストロ-クロック



久しぶりの『ハナレズ』にやってきました。
4月から、沢がクラスの担当となります。よろしくお願いします。


さて、本日のワーク。
アップから、先週の宿題である『調書』をみんなが持ち寄り、見せ合いました。
作品作りがどこまでも丁寧です。




そして本編。
場所を具体的に共有し、どんどん細かいところまで。
そしてその中で即興にて空間を体感し、さらに細かく規定していきます。
即興、場所の共有の繰り返しで、自然な流れを生み出します。




2012年3月20日火曜日

地図のディテールから全体図

遅くなってしまってすみません。3月3日のワークの報告です。

最近のワークは、地図の説明です。各自が選んだ地図のどこか、の説明を行なうものです。全体の話を曖昧にするのではなく、ある一定の箇所のディティールを詰めることで、リアリティを醸し出していく、ということが意図されています。

3月は少しお休みが出てくるので、そのために宿題も出ました。各自が発表した話の交換を行なって、場所の説明を、自分の彼女や彼氏に話すように、つまりカップルのていで話す、という宿題です。地図、そしてカップル。この二つから、本公演がどういったものになっていくのか、是非想像して欲しいと思います。

この日のワークでの話ではないですが、柳沼さんのお話の中で、震災以後にお芝居のリアリティをどう担保できるのか、といった問題提起がありました。そのように感じた芸術家は、3.11以後多くいたと思いますし、その解決策としてどういった表現を選ぶのかは、それぞれの判断にゆだねられています。2年目を迎える柳沼ラボですが、どのような現実味を芝居を通じて魅せてくれるのでしょうか。次週は、3月24日。2週間空いてのワークとなります。参加者の能動的参与が、ワークの質を高めています。

2012年2月26日日曜日

サスペンス風なのか?

2月25日に行なったワークの報告です。

さて、タイトルの通り、本公演の作品はもしかしたらサスペンス風かもしれません。という文章がいきなり来ても、何の事だか分からないでしょうが、今柳沼クラスではそういったワークを行なっています。どこまでネタばれしてよいのか、分からないので、慎重に書いていきますが、柳沼クラスの特徴として、個々人がそれぞれアイデアを持ち寄るというのがあります。個々人が調べて来た事を発表して、そこから柳沼さんがアイデアの源泉を見いだしたり、それぞれの意識共有をはかったり。

作品をどういったものにしていくのか。その話し合いの中で印象的だった事を2、3書いてみます。まず、背景を明確にしすぎない事。ディテールからリアリティを生む事。記憶のこと。

今柳沼クラスは、地図を作製しています。比喩でも何でもなくて、本当に地図です。
地図作製から始める創作物がどういったモノになるのか、是非想像してみて下さい。
サスペンス風なのか?

2012年2月11日土曜日

本公演に向けて秘密裏な作業が増えてきました。

2月11日のワークの内容をお伝えします。

といっても、タイトルに掲げたように、本公演に向けた創作が本格化しており、ネタバレになってしまう事が多く、なかなか報告し辛い感じになっています。何とか言える範囲で報告を試みます。

まず一つ言える事は、2012年度の柳沼クラスの公演は、2011年度に行なった作品とは、全く違う方向性を持った作品になるであろうという事です。2011年度の作品は、過去の物語でした。しかし、おそらく今の段階では、2012年度の作品は現代を直裁的に扱うと思います。現代を扱っていくために、ここ最近のワークは、必然的に個々人の作品発表、といったおもむきが強いです。つまり簡単に言ってしまえば、柳沼さんから与えられる宿題を、個々に、もしくはペアーやグループで処理して、稽古当日に発表してもらう流れですね。これを実施する事で、参加者の緊張感は次第に高まり、自分を見つめる眼差しが、かなり強固なものになっていきます。作品発表といった形で、自己を他者の前で曝す参加者の皆さんは、かなり肝っ玉が強くなっていっているのではないでしょうか。

2012年の現代日本社会において、どういった表現が表現足りえるのか。
今の柳沼ラボの課題は、おそらくこの一言に尽きます。

2012年1月28日土曜日

恋愛のシミュレーションの効果

1月28日に行なった柳沼ラボの様子を報告します。

只今、本公演に向けて徐々に本格的に試行錯誤が始まっています。今年のテーマは、恋愛論らしいのですが、その実験がとてもとても面白いのです。
詳細は、 ハナレズ2ndのブログを参照下さい。 http://hanares.blog.fc2.com/blog-entry-74.html

ハナレズの皆さんは、非常に仲間意識が高く、公演クラスとしてチームメイトを作り上げていく過程が非常に面白いのです。年齢が近いせいもあるかもしれませんが、制作過程をドキュメントすると、とても興味深いものになる予感がします。

それはさておき、恋愛のシミュレーションです。今回のエチュードでのテーマは、「女性がどうしてもHがしたいのだが、男性はそれを拒む」というものでした。赤裸々に書いてしまいましたが、本当にこういったテーマをひとまずエチュード(即興)しているのです。

思うに、日常生活において、恋愛程劇的な事は無いかもしれません。と思う程、演技の表情が豊かになる参加者の皆さん。非日常的な演技をするにあたって、当初は恥ずかしさももちろんあるにはあるのですが、恋愛が土台になったとたん、男性も女性も、どこか雰囲気が豹変して(変な意味じゃないです)、非日常の世界へ足を踏み入れていきます。その過程の面白い事。恋心といったものが、如何に豊かなものであるかを、改めて思い知った限りです。そして、この恋愛をテーマに演技をさせるという行為は、密かに、いやかなりの割合で、現代人の心性をぐいぐい引っ張る力を持っているんじゃないか。とも思いました。私たちは「愛しています!」と相手に、日常的に伝える事はしません。でも、演劇が行なう事は、そういったレベルの話であったりもします。物語る事とはつまり、わざわざ物語っている事なのです。物語る必要がそんなに無いかもしれないけれど、実は物語るととても人間として成長しているような気持ちになる事。恋愛を物語る、恋愛を演じるとは、私たちのベールに隠れた人間性を、如実に表すことに、近い行為に思えました。

しがみつく、服を脱ぐ、服を脱がせない、密かに拒否る。

上記のような事を、私たちも、誰も見ていない所で、きっとやっているに違いない。もし今現在、上記のような、他者との関係性を構築するにあたってのダイレクトな行為を、たとえ今やっていないとしても、いつかはやるかもしれないし、どこかでやりたいと思っているかもしれない。という事を改めて考えながら、それが表現として、どういったレベルにあるのかを考える。柳沼ラボが実験している事の先に、どんな表現が立ち上がるのか。とても楽しみです。

2012年1月7日土曜日

柳沼さんを前に通しをしました。

新年あけましておめでとうございます。担当の伊藤です。1月7日のワークの模様をお伝えします。

この日は、通しをしました。『山下君が死んだ後のこと』の発表です。柳沼さんが京都に戻られたので、皆で27時間程の稽古を経ての発表でした。詳しい内容は、ハナレズブログにもかかれていますので、そちらを参照して下さい。
http://hanares.blog.fc2.com/

発表が終わった後、柳沼さんはもう一度やってみるかどうかの問いを、参加者の皆さんに与えました。そこで2回目の発表となったわけです。結果としては、2回目の方が会話のテンポが圧倒的に良かったように思います。1回目の発表と2回目の発表で、いったい何がどう変化したのでしょうか。発表の間の時間は、10分程しかなかったため、稽古をして新たに演技が上達する、という事はありえません。であれば、変化したのは、俳優の気持ちです。台本の脚本家・演出家を前にした時に、これだけ気持ちの変化=気合いの変化があるという事が、良いことなのか悪い事なのか、とても難しいところですが、しかし参加者の皆さんは、どこかしら悔しそうでもありました。

次回以降は、作品制作に向かって、「恋愛論」について考えたり、発表したりしていくそうです。

今日の印象的だった言葉
俳優は人間を演じるもので、善悪だけで割り切れない、様々なものが人間の中では蠢いている/何かを演じるにあたって、自分の無意識をもっと意識しなければならない/